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マージンコール・ロスカット発動の条件
多くのFX取引業者は、証拠金維持率が50%を割り込んだらマージンコール、20%を割り込んだらロスカット発動、という設定にしています。(この数字は、よく見られる数字、というのに過ぎず、業者によって大きく異なり、マージンコールが無い業者もあります。)

具体的な例を上げて説明致します。
10万円の証拠金で米ドル対円の通貨ペアで1万米ドルの買いポジションを建てたとします。
この業者は、1万米ドルのポジションを建てるのに必要な建玉証拠金が25000円だったとします。(レバレッジ約50倍)
そして、マージンコール・ロスカット発動の条件が、証拠金維持率、50%、20%を割り込んだ時点であるとします。
この1万米ドルの買いポジションは、1米ドル=120円の時点で建てたものであるとして
1米ドル=120円の時点では、証拠金維持率=10万円÷25000円×100=400
よって、証拠金維持率は400%です

これが、1米ドル=115円になると、1万×−5円=−5万円で、5万円の含み損となり、
有効残高は10万円−5万円=5万円で、
証拠金維持率=5万円÷25000円×100=200
よって、証拠金維持率は200%となります。

1米ドル=112.5円になると、75000円の含み損となり、有効残高は25000円で、
25000円÷25000円×100=100
証拠金維持率は100%となります。

更に、1米ドル=111.25円になると、87500円の含み損となり、有効残高は12500円で、
12500円÷25000円×100=50
証拠金維持率は50%となり、マージンコール警告が出され、追加入金を求められます。

そして、1米ドル=110.5円になると、95000円の含み損となり、有効残高は5000円で、
5000円÷25000円×100=20
証拠金維持率は20%となり、ロスカット発動で、ポジションは強制決算され、口座に5000円を残して取引は終了です。
ロスカットを避けるには
マージンコールは、メールでの通知や、ログイン後の画面に、派手に分かり易く警告を表示する、などの形で出されます。

マージンコールが出される事態になったならば、ポジションを減らす、追加入金する、両建てする、などの措置を取り、ロスカットを避けるようにしなければなりません。(もっとも、あまりにも激しい相場の動きのせいで、マージンコールに気付く前にロスカットされていた、というパターンが多いのですが)
なにしろ、ポジションを保有したままの状態ならば、いずれ相場が好転する可能性もありますが、ロスカットされれば全ては終わりであり、少なくなってしまった口座しか残らないのです。

では、どうすればロスカットされずに運用できるか?
それがわかれば、誰もFXで苦労はしないのですが、動きの激しい相場を予想する、ストップ注文をちゃんとかける、など無限に考え方はあるでしょうが、結局のところレバレッジを低くする、という位しか確かな答えは無いようです。

とにもかくにも、ロスカットされれば、大抵の場合は投資した金額の大半を失う事になり、そして相場に絶対は無い、ということをよく念頭に置いて下さい。

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