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FXと外国為替の違い
FXは自分の資金を実際に外貨に交換する訳ではありません。FX取引において使用される資金はFX取引業者側の資金であり、他者のお金を使うことによって、自分の持っているお金の何倍〜何百倍もの取引が出来るシステムになっています。

先ほどの例では、手数料を計算に入れてませんでしたが、外国為替取引では米ドルと円の交換の場合、1通貨ごとに片道1円の手数料が掛かります。よって、1万米ドルを買って、売ると、往復で2万円の手数料が発生します。これは、米ドルを買った時点から2円の円安になってようやく元が取れる計算になります。先ほどの例では手数料を引かれ差し引き3万円の利益となります。

また、1米ドル=120円では、1万米ドルを所有するのに120万円必要とし、先ほどの例では5円の円安になって3万円の利益ですが、米ドル対円の相場で、5円というのはそう簡単に動くものではなく(半年経ってもそこまで動かない時もあります)120万円の資金で、数ヶ月から数年かけて数万円の利益というのはあまり効率のいい投資法とは言えないかも知れません。(もっとも外国為替(外貨預金)は高金利通貨に換える事による金利差益や、自国の通貨(日本人なら日本円)の価値低下を懸念して安定性の高い通貨へ移行する事を目的としている場合が多いのですが)

しかし、FXはこれらの短所が大幅に軽減されています。
FX取引における手数料は外国為替取引の手数料の10分の1〜100分の1です。(詳しくは手数料のコンテンツにて)
また、取引に必要な最小資金も、多くのFX取引業者は10万円以下に設定してあり、中には1000円以下の元手から取引開始可能なFX取引業者もあります。この、必要とされる元手の少なさが一般のサラリーマン・主婦層に人気が広がった理由の1つでもあります。
そして、少ない資金でも、大きな利益を得る事が出来るのがFXの特徴です。

FX取引はハイリスク・ハイリターン、ローリスクローリターン
FXは、場合によっては元手の資金を一日で10倍以上にする事も可能です。100万円が翌日には1000万円になった、と言うことも起こりえます。これは、自分の持っているお金以上の取引が出来るためです。
例えば1米ドル=120円ならば、1万米ドルを買うには120万円必要ですが、その金額の数分の1から数百分の1の金額で1万米ドルを買ったのと同じ状態にする事が出来るのです。
この、自分の持っている資金以上の取引が出来るシステムの事を「レバレッジ」と言います。
自分の持っているお金の10倍の取引をする場合、「レバレッジ10倍」というような言い方をします。
ただし、少ない資金で大きな利益を出そうとすると(レバレッジを大きくすると)、それだけリスクが大きくなります。
100万円が1時間で5万円になってしまった、という事も起こりえます。
FXはチャンスがそのままリスクになる、ハイリスク・ハイリターン、ローリスクローリターンの金融商品なのです。

ただし、投資したお金がゼロになる事はありません。ゼロになる前に強制的に取引が終了するからです(この取引の強制終了をロスカット、と呼びます)。よって、生活に必要なお金を使わなければ、少なくともいかがわしいマルチ商法のように、借金を背負うような事態になることは無いのです。(最も、借金によって用意した資金をFX取引に使って、結果利益が出なければ話は別です。私の意見では、借金してまでFX取引を続けるのは論外だと思っています。)
逆に、あまり大きく儲けなくていい、というなら大きく損する事も無いですし、相場がマイナスの方向に動いてしまっても、また、プラスの方向へ戻るまでいつまでも待っている事も出来ます。またFXには、外貨預金における金利差益に相当する「スワップ」という要素もあり、このスワップとは、買いか売りかの状態で、ただ待っているだけで毎日お金がもらえる、という性質のものです。人によっては、安く買って高く売る、あるいは、高く売って安く買う、為替差益ではなく、このスワップで利益を出す取引手法をメインとしている方もいます。
(詳しくはレバレッジマージンコール・ロスカットスワップのコンテンツにて説明いたします。)
取引例
今までの説明を踏まえて、取引例をシミュレーションしてみましょう。
FX取引業者に12万円を預けて、取引を開始したと想定します。

まず、1万米ドルを円で買う、買いポジションを建てました。(買った状態を買いポジション、売った状態を売りポジションと呼びます。)
買いポジションを建てた時点では1米ドル=120円です。12万円の元手で120万円の取引なのでレバレッジは10倍です。
その後1米ドル=121円の円安になると1円×1万で、この時点で買いポジションを決済すると(買った通貨を売る、売った通貨を買う、元の状態に戻すことを決済と呼びます)1万円の利益です。
もし、1米ドル=122円になってから決済すれば2円×1万で2万円の利益です。このように、1万米ドルの買いポジションを持っていると、1円の円安ごとに1万円の利益となります。

しかし、逆に1米ドル=119円の円高になってしまうと、1万円の損害となります。1米ドル=118円だと2万円の損害です。
そして、この業者が、1万米ドルのポジションを持っていた時に資金が1万円以下になるとロスカット、という設定になっていた場合、1米ドル=111円を割り込んだらロスカットとなり、取引は終了となります。

このように、FXは、いかにロスカットを避けるかがポイントとなります。
また、1万米ドルの買いポジションを建てた時は、現在だいたい毎日130円〜135円くらいのスワップが入ってきますので、決済せずに、ロスカットさえされなければいずれプラスに転じるか、スワップがマイナス分を埋めてくれることも期待できます。

これは、大雑把な一例ですが、取引手法は人それぞれ千差万別であります。

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